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『運命の赤い糸』伝説は御存じでしょう。
諸説ありますけれども、理想的な恋人同士は、見えない赤い糸で繋がっているというものが一般的ではないでしょうか。
その糸が本当に見えたら良いのにと思ったことはありませんか?
自分の小指に赤い糸が巻き付いてあって、それを辿っていけば必ず理想の相手と巡り合える。その瞬間に二人は恋に落ちる。互いの考えていることが手に取るように分かるから、求愛する必要すらない。けして喧嘩することもなく、永遠に幸せなまま暮らしていける――。
もっとも「理想的な恋人」が、果たしてどういうものかというのは、人それぞれだろうと思います。そんなものは存在しないと仰る方もおられるでしょうし、理想の相手というものは作り出すものであり、たとえどんなに仲たがいしようとも、互いの努力でそれを乗り越えていくことなのだ仰る方もおられるかもしれません。
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