0人が本棚に入れています
本棚に追加
友梨さんのご家族の方でしょうか?」
大道はそこそこの情報通のようです。
「オレの母親だ。
父親は御座成功太。
知ってるだろ?」
大道と佐知は何度も何度も激しく頷いています。
「もうひとりの顧問はいつものところだ。
ガフィロ・ロドリゲス。
一応有名人だから知ってるよな?」
大道も佐知も当然の如く知っていますので、激しく首を縦に振りました。
「…ロドリゲス…
ロドリゲスって…」
メリスンが呟きながらガイを見ました。
「サラン・ロドリゲス様の娘さんだよ。
言ってなかったかな?」
「聞いてないわよっ!
驚いちゃったわよっ!」
水無月がガイに噛み付きました。
天使サラン・ロドリゲスは天使ガフィロや天使天川亜美の上位の白の大勇者です。
特に天使を持つ者にとって白の勇者は神以上の存在です。
その上の存在なので水無月もメリスンも驚いてしまったようです。
「…当然、ガフィロ様も功太様のお嬢様、なんだよね?」
メリスンの言葉にガイは笑みを返しました。
「女好きの父親でかなり恥ずかしいが、人間とは違い、それなりの理由があって生まれた子がほとんどだからな。
サランさんの場合は、ごく普通に欲してガフィロを生んだ。
そしてガフィロは白の勇者だからな。オレとは格が違うんだよ」
最初のコメントを投稿しよう!