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スイッチを押すと、シャッターが上がっていく。
少し開いたシャッターから、足元が見えた。
作業ズボンの裾がキレイにおってある。
あ、彼だ。
シャッターが上がりきらないのに、無理やり入ってくる彼。
ガッシャ!
「イッテー!」
「ほーら慌てなくていいって…これで何回目?もう少し待てば入れる高さになるのに…おバカだね」
「いや、いけると思ったのに…痛いわー」
「学習しなよ~」
そのあとは、しばらく顔をみなかった間にあったことを、ひたすら喋り倒す…。
元気だね。
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