10000回に1度のプレミアムデイ

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ゴミ出し当番で、シャッターを開けていた。 ピーッピーッピーッピーッ… トラックが入ってきた。 また彼だ。 「ちーっす」 「あー…オス…」 手をあげて挨拶すると、 「ヤッター!今日は、10000回に1度のプレミアムデーっす」 「なんで?」 「あー…シャッターが…開いてたから…」 「ふーん…」 荷物を降ろすのを見ながら、今日は私のことを話した。 「私さ、離婚して…名前変わったんだー」 「はい、なんとなく気づいてました」 「へーそうなんだ」 「最近、目に見えて幸せそうっすもんね」 「そうかな?…うーん…そうかもしれない」 「じゃ、また。ありがとうございました」
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