Episode.1 ジェミニの妖精

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レオ?ジェネミ?何のことだ… 「ごめんシスカ…俺ペンダントとか 能力についてあんまり分かってないんだ。」 「え!?そーなの!?よく今まで生き残れたね」 「まぁ…過去には色々あったけれども」 「まぁ帰りながら説明するよ」 オッカの実を半分ずつ持ちながら 俺たちは神秘の森を後にした。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 「ーーでだ、どこまで知ってるのだ?」 シスカは俺に問いてくる。 「まずこの世界は12このペンダントによって 支配されているとは村の婆様から聞いた。 そして俺の一族フリート一族では 今俺が身につけてるペンダントをずっと 守ってたってことぐらいしかわからない。」 フリート一族のペンダントを狙って 姉上が殺されたことはあえて言わなかった。 「重要なことが知れてないね」 「重要なこと?」 「まぁまず12このペンダントにそれぞれ 名前があんだよ。由来はたぶん星座だ。 んで12このペンダントで支配されてるって 言ってたじゃん?あのペンダントが12ことも 手元に集まると願いが一つ叶うんだよ」 「願い…だと?」 俺は耳を疑う。 願いが叶うと聞いて真っ先に 姉上を蘇らすことはできるか?っと考えていた。 「まぁけど到底無理な事だよ。 ペンダントが世界中に散らばって2000年たってさ それでもまだ12こ集めた者はいないってことだから」 「そうか…そういうことか」 何故黒いマントの男がフリート一族が 守っていたペンダントを狙ったのか やっと辻褄があった。 「シスカは俺のペンダントを狙わないのか?」 俺はシスカに真顔で聞き目を丸くしながら答える。 「え…だって別に興味ないもん。」 「あ、なるほど」 一瞬で理解ができた。 願いに興味が無い能力者と 何か叶えたいために殺し合いしてる 能力者がいるってことか。 「で、ジークはどうすんの?」 「俺は…興味がないって言ったら嘘なるが 願いを叶えるために殺し合いなんて…」 死んだ姉上を生き返らすために 誰かを殺すなんて姉上が喜ばないだろう。 「俺にはできないな」 「そっか…」 .
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