01.始動

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夜遅くまで仕事だなんて、田井中も大変だなと他人事のように考えていた。 中学の卒業式以来だった事もたり、私たちは話が盛り上がった。 田井中が次の日も休みだったこともあり、これからご飯にでも行かないかと誘われた。 私は次の日も学校があったが、昼からの授業だったので快く承諾した。 来た道を2人で引き返す。 田井中は中学の頃、生徒会の副会長として、そして男子バスケ部のキャプテンとして、毎日を多忙に過ごしていた。 綺麗な顔の田井中は非常にモテたが、毎日が忙しかったため彼女がいた事はなかった。 私が知らないだけかもしれないが。
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