焼いちまった

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 そう言うけどな、サエさん。俺はまだ理解出来てないわけだ。  知らぬ平原で、さっき会ったばかりのセクシー女と、スライムとかいうものを攻撃。  はちゃめちゃすぎるだろ!!  しかし、足元に這い蹲るこいつらはキモい。攻撃することには賛成だ。  中華鍋か。殴ってみる、か?  あれ、さっきの熱いのがなくなったぞ。 「燃えろー、燃えろー」  中華鍋を振り下ろしてみる。  潰れたぞ。いや、元に戻った……。 「つ、使えねえ」  仕方なくお玉を振り下ろしてみるが、結果は同じだ。  これ、役に立たねえ。もうサエさんにお任せするしか……。 「ん?」  なんか、さっきから草だと思っていたものが全部スライムっぽいんだが? 「ごめんなさーい。鞭で叩き切ったら、スライム増えちゃった」 「ぬあ!?」
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