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自分の部屋へと戻ったカナデは、ぼんやりと暖炉の近くに飾られている絵画を眺めている。
相変わらず溜息をついている。
朝から溜息続きのカナデに、さすがにエミリアも心配になり声をかけたが曖昧に返事を返すばかりだった。
エミリアは、カナデが溜息をつき始めて3日目に、皇妃マリアに相談をした。
皇妃は、「良い兆候かもしれませんね」と一言言った。
憶測でしかなかったが、カナデに想い人が居るのかもしれないとエミリアは考えた。
どのような殿方なのだろうか?
ジャポネーズ(ニホン人)なのかしら?
色々と想像するも、カナデの様子からは分からなかった。
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