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「い、挿れるの?」
「うん、リトと俺、一つになりたい」
熱っぽい眼差しでそう言われてしまえば僕はそれ以上断れなかった。
そのまま目をつむって、待っているとぐっとラズの欲望が僕ののかに入るって来る。
「ぁあああああっ」
熱くて苦しさを感じるのに僕は今、ラズの形に変えられてしまっている……そう思うとどうにか耐えられる。
しかも内側をこすられるたびに僕は感じてしまう。
やがて奥深くまでラズが僕を貫いた所で、
「リト、全部入った」
「んん……」
僕はそうされているだけで精一杯で、どうにか呻くように答えて頷く。
ラズが僕の額にキスをして、それから、
「動くよ」
そう僕に囁いた。
それから何度もラズに僕は抜き差しされて、内側をこすられて感じさせられてしまう。
「やぁああっ、ぁああっ」
「リト、可愛い」
僕が喘いでいるのを見て、ラズがそう言う。
そう言われると悪い気はしないというか更に感じてしまう。
しかもラズも夢中になって僕を突き上げている。
それが更に僕の快感をあおる。
気持ちがいい、そう言った頭の中がとろけるような意識の中、そこでラズが僕に、
「中に出すぞ」
そう言って深く突き上げて、僕の中に熱い熱をそそいでくる。
その熱さに満たされるように感じて僕は、小さく震える。
と、そこでラズにキスをされる。
ずっとこうしていたいような気持になっていると唇が離れてラズが、
「もう一度だけいいか?」
「……いいよ」
もう少しだけラズと抱き合いたくて、僕は頷いたのだった。
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