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息急き切って入ってきた その男は
「間違いありません、妹の瞳です…」
と、言って 彼女を見つめたまま動かなかった。
妹…瞳さんというのか…
ためらいながら声をかける。
「あの…相沢 智です…守の兄です。
あなたは?」
「ああ…失礼しました。私は五十嵐 翔 といいます。瞳の兄です。
数年前、家を出たまま行方知れずで捜していたんですが…
3日前に…家族に会ってほしいと、突然連絡があって…」
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