プロポーズの瞬間。

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付き合って7年間になるけど、全然知らなかった。 まぁ、作ってもらってなかったし(笑) 「何作ってくれるの?」 「んー?秘密。」 秘密って何か、かわいい(笑) 蓮が作ってくれたのはオムライスだった。 卵の上には英語で何か書いたんだと思うんだけど、ケチャップがあんまりドロドロしてなかったからなんて書いてあるのか分かんなかった(笑) なんか、最後に『?』があるのは分かったんだけど、何だったんだろ? 「いただきます!」 2人で手を合わせて言った。 ご飯はケチャップが濃いとこと薄いとこがあって面白かった(笑) 2人でごちそうさましてお皿を片付けた。 そーいえば、英語…何て書いてあったんだろ? 「ねぇー、英語何て書いてあったの?」 「んーっとね」 「俺と、結婚してくれませんか?」 予想してたんだけど、いざ聞いたら体が暑くなって、涙目になってきた。 私の答えはもう決まってるから。 「はい。私と結婚して下さい。」 2人でギューって抱きしめ合った。 「左手出して」 私は言われるがまま出した。 指輪は、真ん中にダイヤモンドがはまってて内側には私のファーストネームとAがあった。 そっか、荒川を名乗っていいんだ。 「ずっと大好き。」 「私もだよ。」
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