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「お姉ちゃんがそこまで言うなら私は協力するよ。だって、私は二人の妹だもん。
ね、弟の椿君。」
「えっ?」私と茜ちゃんは扉を見る。ばつの悪そうな顔で椿がはいってきた。
「貴方どこから聞いてたの?」
「茜さんの一回ってとこくらいから。流石に入れないよ。」恥ずかしそうに笑う。
「姉ちゃん、おめでとう。」改めて弟に言われるとなんだか恥ずかしい。
「唯ちゃんはまだだめよ。」冗談で言ったつもりだったのだろう。しかし、茜ちゃんに言われた二人は赤くなって下を向いてしまった。
「ま、まさか…。あんたら?
うわぁーん。あやめ。唯ちゃんにも先に行かれちゃったよぉ。」泣きつく茜ちゃんの頭を撫でる。
「椿…。こんなことになってる私が言うのもなんだけど、自重しなさいよ。流石に洒落にならないよ。」
「「はい」」二人は下を向きながら返事をしたのだ。
「に、兄ちゃんには内緒で。」必死にすがってくる唯ちゃん。
「私より茜ちゃんの口止めが大変よ。」
「椿。とりあえず、1ヶ月毎日パフェで許してあげるわ。」
「姉ちゃん、お小遣いヘルプお願いします。」
みんなで笑いながら裕ちゃんをまった。
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