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「セーフ・・・」
女性が間に合い車内に飛び込んだ瞬間
思わず小さな声にだして言ってしまった。
その女性は乗り込んだ瞬間
力が抜けるように肩をおとして
息を整えていたが
俺の声に気がつき
ハッとした顔でこっちを見た
栗色の髪の毛に
そこまで高くない小さな鼻
厚みのある唇
薄手の袖が長めのカーディガン
真っ赤なスカート
黒のクシュっとした黒のブーツ
何よりも印象的なのは
くっきりとした大きな二重の潤んだ目
一瞬固まって目が会うが
彼女はすぐに目をそらし
俺の正面の入り口に寄りかかって立ち
外を眺める振りして
呼吸を整えている
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