18人が本棚に入れています
本棚に追加
/86ページ
帰りのバイクで俺は無言になった
頭の中でこの後
いつ
どこで
彼女に気持ちを伝えようか
考えていた
今日言おうと決めていてたから
全くの無計画ではないけれど
なるべく
その時の素直な気持ちを伝えようと
思っていた
家の前につき
エミのアパートの
バイク置き場に停めさせてもらう
「今日はありがとう」
っと寂しそうに彼女が言った
「あの・・・もし良かったら
近くの公園で少し話さない?」
頷いてくれるエミに
手を差し伸べると
彼女は手をとって
強く握って笑顔をくれた
最初のコメントを投稿しよう!