秋の詠み

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秋はてて 露のまがきに むすばはれ あるかなきかに 移る朝顔 (源氏物語 朝顔の君の詠み) ”露のたちこめる垣根に、しぼんでしまい、今にも枯れてしまいそうな私です” 源氏の歌にも「朝顔」と入ってますが、秋の歌に属するみたいです。 夏が背中を向けていく 蝉はまだ時折鳴くが まるでさけんでいるように 自分の存在を残したそうに ”私のことを忘れてはしませんか?” 朝顔の君もつぶやいた 鳴かないで 鳴かないで 蝉よ 今そんなこと言われても 私までもが 泣いてしまう 泣いてしまうから・・・
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