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首を舐められ、眠気も手伝ってか、笑っちまった。
「なんだよ」
体の向きをかえて白石の胸に額をつける。
「してぇの?」
「庸輔がきついなら、今日は耐える」
「今日はって。……俺、さっきので、ちょっとスイッチ入った」
眠いのは変わんないけど。
白石の肩に手をのせ、口づける。
唇を重ねながら、白石は俺を仰向けにした。
今日のキス、いつもと違う?
なんつうか、ふわっとしてるっつうか。
「庸輔……」
俺を呼ぶ声も、いつもよりやさしい。
Tシャツを捲られ、胸の突起を吸われる。
「はっ……。はあ。……ん。…………はぁ」
気持ちいい。眠い。気持ちいい。
「庸輔、好きだ」
俺も好き。保が好きだ。
舌をあやされ、下半身を撫でられる。
保が俺の腹に労るようなキスをする。その唇がだんだん下がっていき、俺自身を銜えた。
ふわふわする。酒、飲んでないのに。
気持ちいい。たもつ………。
「庸輔?」
た、も……つ、……す、き…………。
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