紫のハルジオン

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ていうか、 どういう状況よ。 なんでコイツは黒田先生のこと知ってるの。 なんでコイツも遅刻扱いなのよ。 黒田先生「おぉ、涼瀬。 おはよう。」 「おはようございます」 ((凉瀬が席に座る)) 黒田先生「紹介するよ。今年からこの2年生を担当される たちばな 先生だ。」 たちばな 「よろしくお願いしまーす!この学年のどこかのクラスの副担任になります! 黒田先生が私の指導係なので、黒田先生のクラスにお邪魔してます。 同じクラスになったらよろしくね??」 ((黒板に字を書く)) 橘 晴陽 今までの言動とは正反対にすごく丁寧な字だ。 そういえば はるひ って言ってたな。 こりゃあこんな能天気なやつになるわ。 晴れるし、陽もあるし、明るすぎな。 橘せんせい 「たちばな、はるひ って言います!しおんちゃんにはもう言ったんだけどね 笑」 おい、名前出すなよ。 ややこしくなるだろ。 クラス ((ザワザワザワ…) 男子生徒たち「可愛すぎ」「それな」「次のクラスはあの人が副担がいい」 前の席の子「えーっ しーちゃんって橘せんせいと知り合い?」 「あー、うん、まぁ、知り合いじゃないけど…」 そんな可愛いか? あの雑さ。どうよ。人に声かけといて自分も遅刻するやつ。 副担とかマジ無理だわ。もう関わりを持ちたくない。 もし副担なら不登校なってもいいわ。
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