第4章ー3 #2

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「約束だよ?」 指を絡めたまま、わたしは念を押した。 「あぁ……絶対、来る」 そう言って、彼は絡めた指を解いた。 その日の日記は、書けなかった。書く気分にはなれなかった。 朝起きると、客間は綺麗に整えられてあり、本当にコウはいなくなっていた。
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