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2 #2
考えていると、彼女が一枚の紙を取り出して、ペンで何かを書いた。
その紙を閉じた透明の傘の下に挟んでから、立ちあがる。
「じゃあ、遊びに行く?」
「え。でも」
いいのだろうか。
沙紀がこの場所に来る意味は?
沙紀がこの泉に来る理由を聞いていなかったけど、沙紀は門限までこの泉にいたいのかと思っていた。
その時間をこの場所で一緒に過ごせたら楽しいだろうなと思っていたから、
彼女の提案に驚きが隠せなかった。
「いいよ。書いたし。大丈夫。
なんだか私、圭一君に色々案内したい気分。お姉さんだからかな」
「同じ年だよ」
「そうでした」
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