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ザザー…ザザー…
リグアナ「ふ、何よ。笑いにきたの?」
エリ「違います。私も波の音を聞こうと思って来ました」
リグアナ「…そう」
エリ「ええ」
リグアナ「……」
エリ「……」
リグアナ「自信はあった。私が誰よりも先にセンターになる自信が。でも実際に選ばれたのはリズ」
エリ「ふふ、あんなの見せられたら仕方ないですよね」
リグアナ「どうしてだろう。センターになろうと思えば思うほど、センターが私から遠ざかっていく気がするの」ぐすっ
エリ「……」 スッ
リグアナ「……!(ハンカチ…少し濡れてる…?)」
エリ「センターって大変ですよね。たぶん、ただ可愛いとか綺麗だとか、そんな言葉じゃ語れないんでしょうね」
リグアナ「……」
エリ「でもね、リグアナさん。私はセンターを諦めないです。今回はリズちゃんだったけど、次は私が必ずなってみせます」
リグアナ「エリ…」
エリ「だから貴女も頑張って?きっと貴女にもセンターになれる力があると思うから」
リグアナ「……」 バシャッ!!
エリ「わっぷ!」
リグアナ「いらないお世辞よ!そんな言葉に頼らなくても私はセンターになってみせる!」
エリ「リグアナさん…」
リグアナ「ハンカチありがと。洗って返すわ」
エリ「ええ、待ってます」にこっ
こうして、それぞれの想いを乗せた海水浴編は終わるのであった。
スサノオ7「今回シリアスじゃねーか」
スサノオ1「一時期はどうなるかと思ったけどね」
ユリマ「アタシも扇風機壊れたところからこんな事になると思わなかったわっ」
作者「常識を壊してこそ、未来があるのです」
ユリマ「何言ってんのこいつ…」
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