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「んちゅ……んみゅ……れろぉぉ……ちゅぷ……」
……。
「んはぁぁ……熱いぃ……んくっ……熱いよぉぉ……」
…………。
「ひぅぅっ……! これ……大きいぃぃ……。ああっ! 種が……私の中、種でいっぱいだよぉぉ! ふあああぁぁぁっ!」
……あかん、これ完全に殺しに来てるわ。
目の前で、やけに淫靡にクリームシチューとさくらんぼを食すノアに、俺は絶望を通り越して絶頂していた。
口元や胸元に熱いクリームシチューがこぼれてていかがわしい物を連想させてくるし、口の中にサクランボの種が入った状態をやけにエロチックに描写してくるし……。
あの、すみません。
これロリコン以外の方は、普通に「はっはっは、ノアちゃんは行儀が悪いなぁ」で済ませられる状況なんですか?
劣情を催さないんですか?
え、賢者なんですか?
おっきしそうになる股間を保冷剤で必死に冷やしながら、俺は精進料理を黙々と食していた。
「あ、しまった……! あ、あの……」
不意に、ノアが顔を赤らめながら俺を見つめてくる。
な、なんだ……? こんな、顔とか胸元とか口の周りとかを白濁に染めた状態で上目遣いに見つめられたらおじちゃんハッスルしちゃうぞぉ?
「胸の中にクリームシチューが垂れちゃったの……拭いて?」
ぬぅぅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!!!
煩悩退散! 煩悩退散!
いきなりのハプニングイベントに、俺の脳内がエマージェンシーを奏でる。
やばい! これはやばい! 無理だ! 超無理なんですけど!!
「ねえ、早くして。熱いの……。ねえ、お兄ちゃん?」
そう言ってワンピースの胸元を引っ張り、その膨らみかけの胸を見せつけてくるノア。
……うん、もういい。
サトシ、行きます!!
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