幼なじみは鮮度が大事

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*** 「……朝……朝が来た!!」 ベッドの上で瞳を開け、俺は朝日に感謝した。 ノアの執拗な監視から一晩耐え抜いたのだ。 昨日は、もう男の子のままで朝日を拝むことは無いと思っていた。 だが、俺は今生きている。 股間のモノも、ついている! 素晴らしい朝日に乾杯! 乾杯!! ……と、ひとしきり喜びをかみしめたところで、隣にノアが寝ていない事に気付く。 もしかすると、俺が寝ている間に家探しでもしているのだろうか。 まあ、今のところ見られて困るものは無いから大丈夫だが……ん? その時、俺はあることに気付いた。 そういえば、毎朝うちに来る幼なじみのニアが、そろそろ現れる時間かもしれないと。 やばい、もしニアとノアが出会ってしまったらとても面倒なことになる。 その前に何とかノアを探し出して…… 「サトシーーーー!! 大変だ! 突然謎のおっぱいが!!」 「どういうことよサトシ!! こんな幼女を連れ込んで!!」 その瞬間、ノアとニアが、そろってどたばたと部屋に駆け込んでくる。 あー……。 面倒な事、なってた♪
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