幼なじみは鮮度が大事

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*** 「なるほど、つまりこの少女はお前の幼馴染の夢村ニアで、毎朝お前を起こすためにここに来ている……ということだな?」 「ああ、そういうことだ。話が早くて助かる」 俺は、ノアとニアに手短に事情を説明した。 実際、俺の説明に嘘は無い。 ニアは昔から俺とつるんでいた幼なじみだ。 去年、ロリコン禁止法案が可決されたあたりから、急にあんな調子で俺の家に押しかけてくるようになったのだ。 まあ、大体あいつの気持ちは分かっている。 だからこそ、今回の状況は困るのだ。 「……ねえ、ロリコン監視員が家に来てるってことはさ、その……重点監視対象になったってことだよね?」 ニアが真剣な表情で俺を見つめる。 ああ、わかってるよ。そういう反応になっちゃうよね。うん。 「そういうことだ。こいつは道で私の足を舐めまわすように見ていたので重点監視対象として私が一週間住み込むことになったのだ。お前も、こいつの幼馴染なら性癖についても察する部分があるだろう。何か情報があったら教えてもらえないか?」 ノアが、ずずいっとニアに詰め寄る。 ニアは一瞬黙り込むも、やがてゆっくりと口を開いた。 「サトシは……ロリコンじゃないわよ? なぜなら……」 不意に、ニアが制服のシャツを大きくはだけ、ドット柄の可愛らしい下着を露わにする。 って、おいおい何やってんですか!? 「サトシは、おっぱい星人だもん!!」 ダメだこの人、早く何とかしないと。
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