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「やあぁぁっ……!」
2本目の頭が入ってくる。
終始無気力そうだった由莉の瞳は
火が灯ったようにキラキラとして
「入ーれーて」
己の指先と僕の泣き顔を交互に見てる。
「『どうぞ』は?」
「ウッ……ウッ……やだぁ……」
僕が泣くほど
抵抗を見せるほど
「入れてくれなきゃ暴れちゃうぞ?」
残忍な色が濃くなって
「イヤァァッ……!」
中指をゆっくり抜き差しし始める。
「ほら、言えよ『どうぞ』って」
初めての感覚に耐えられず僕は激しく身悶えた。
その時だった――。
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