贖いの言葉を

3/24
前へ
/24ページ
次へ
 彼女はベッドから軽く手を振るのみで、その場から動こうとはしなかった。引き留めるのが怖いのだ。  誰かを信用することを今の彼女はひどく恐れていた。  だからこそ、寂しそうな笑顔がしばらく目に焼き付いて離れなかった。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加