第6話 少女の涙
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何よりもこの花畑を荒らされる事が、何よりも腹が立った。 「彼女を安全な場所へ! 僕はここに残る!」 「ええ!? ソウマくんどうしたの?」 僕は鎧の男の行く手を塞いだ。 相手は切れ味のよさそうな剣。 僕は楽器用のハードケース。 戦いになったら、時間稼ぎすらできないだろう。 それでも僕は、半歩すら下がる気は無かった。
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