13話 一生かけて

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「唯、…俺さ、唯ともう離れたくないんだけど」 「……もう、2度目、ないからね……はあっ、は、」 「そうだけど、そうじゃなくてさ、……結婚してください!!」 「ははは………おもちゃ出し入れしながら言うなーーっ!!!」 まあ、私達らしいかも。 一生忘れらんないプロポーズになったわ。 『おっパブ』、けっきょく雅也と悟のお客だけで辞めた。 ボロアパートも引き払った。 万里子ちゃんはバラエティのレギュラーに出てたけど、どんどん雛壇の上の端になって、ほとんど見なくなった。 悟は順調に役貰えるようになって、俳優街道歩いてる。 私が雅也のマンションに戻ったら 「唯さんのおっぱい…もう触ったら怒られる。唯さんのおっぱいーっっ!!あの、最後に3揉みくらいだけ……」 で、雅也にまた蹴り貰ってた。 それから、雅也、飲み会あると、必ず私を呼ぶようになった。 お酒飲んだ雅也、本当にエロモードになるから、これでいいかも。 それからなぜか私と雅也のプレイに『おっパブ』プレイが追加された。 ………雅也が気に入ったらしい。穴開きパンツが気に入ったみたいだ。 今、本当に幸せ。 私にもちゃんと幸せあった。 雅也と居るの、本当に幸せだから。もう離さないよ。幸せって、2人で作っていくものだから、雅也、もう私を離さないでね。 私も雅也離さないからね。 一生かけての約束だよ。 お母さんとお父さんはもう本当に知らない。 でもお母さんは罪の意識が少しあったのか、一条さん経由で『ごめんなさい。幸せにね』ってだけメッセージきた。 式はうちがこんなんだからしない事にした。 雅也のお母さんはすごくいい人で、 「うちも家庭環境あまりよくなかったから、幸せになってね」 ってお言葉いただいた。
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