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「唯、あんた、どうすんの?」
「家出した。家にも帰らない。…まあ、適当に生きてく」
「変な子。…まあ、捕まるような事しないでよ」
「お母さんこそね」
雅也が帰ってきた。
私はわざとリビングに居た。…お母さんが2人きりを狙って寝室行くのわかってたから。
いつもそう。家でも私がリビングに居たら部屋に誘うし、私が部屋に居たらリビングでセックスするから、わかってた。
お母さん、雅也に
「少し、お話ししていい?唯の話だから…2人きりで」
って、やっぱり言った。
雅也、突然の私のお母さん登場に驚いて、言われるままお母さんと寝室に入って行った。
さて、喘ぎ声したらお小遣い貰えたし、出るかな。
少し聞き耳たてた。
「……やめてください!」
「……ふふっ、唯とセックスだけの関係なんでしょ?……なら、いいじゃない」
「……唯が、言ったんですか?……んうっ!」
「言わなくても、唯に言い寄る男の人、みんなそうよ。……んう、大きい……固いの、スゴい……ん、んう」
「やめて、ください!……唯の体目当てじゃ……ない!!」
「いいから……入れるわよ……」
「『お母さん』ですよね?……」
「そうよ。…似てる?……ね、早く……もう!私が乗るわ!」
「やめてください!!」
「やだ、逃げないでよ……んう!……入っちゃった……んうっ!んううっ……」
………始めたみたい。
じゃあ、もういい。お母さんとした男なんて、いいから。
静かに玄関出て、合い鍵で鍵して、マンション出た。
さて、これからどうやって生きて行こうかなあ。
しばらくしたら携帯鳴った。けど、充電が足りなくて、切れた。
携帯使えなくなった。
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