第1章 日常

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  翌日の生産のめどか立ち仕事を切り上げるころには、日付が変わっていることも珍しくはない。 いや、むしろ日付が変わる前に仕事を終えることの方が珍しいのだ。 もちろん、1年中が繁忙期というわけではない。 当然閑散期もある。 しかし、年間で計画がたてれるわけでもなく、受注先の都合でいきなり繁忙期も閑散期もやってくるのだ。 かと言って、仕事を受けている以上受注先に苦情を入れることもできない。 立場的には圧倒的な格差があるのだ。
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