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只野は、ガレージの扉を開けると車に乗り込んだ。
凍り付くような車内の気温ですら、睡魔を追い出せない。
車にキーを差し込みエンジンを始動させる。
もはや無意識に行われるルーティーン作業だ。
ガレージから車を出すと、一旦車から降りる。
そしてガレージの扉を閉め、再び車に乗り込む。
まだ、薄暗い道を会社へ向かいアクセルを踏み込む。
これもルーティーンワークだ。
朝食はいつも途中にあるコンビニで中華まんと飲み物を買い、運転しながら胃に流し込んでいた。
これが、只野の一日の流れだった。
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