第2章 崩れゆく日常

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  パソコンが立ち上がると、画面を覗き込む。 今度は社内メールが届いてないかの確認だ。 案の定、十数件のメールが届いていた。 只野は引き出しをあけ目薬を取り出した。 未だ居座り続ける、睡魔を追い出すためにその黒い瞳に数滴垂らす。 こぼれ落ちる目薬を慌ててティシュで拭き取り、再び画面に視線を移した。 十数件のメール1つ1つに目を通す。 昨日の生産報告や今日の生産予定、その他社内連絡等様々なメールが届いていた。
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