花嫁は焔《ほのお》の護《まも》り姫

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 横からまた唇を塞がれてそのキスを受け入れると、今度は胸の膨らみを下からキュッと掴まれてしまう。 「やっ……! な、んでこんな……ぁ、んぁぁっ……」  薄いナイトローブ越しに揉みしだかれ、初めての感覚に身体の芯が次第に熱を帯びてくる。  どうしたらいいかわからなくて、でも我慢しなければならないと思い込んで。  リトはユリウスの肩に震える頬をぎゅうっと押し付けた。 「ああ……可愛いなリトは。私がこうすると、どんな風に感じる……?」 「……どんな……? ……きゃぅっ!」  ユリウスの指が先端に触れた。生地の上からでもその刺激は叫び出しそうなほど強くて、身体が勝手に跳ね上がる。 「羽で撫でた程度に触っただけだぞ。ここがそんなに弱いのか。困ったヤツだ……」 「やぁんっ! ユーリ、ユーリ、だめそんな……!」  クリクリと胸の先を長い指先が弄ぶ。  膨らみに掌を添え、若い蕾のように小さく膨らんだ頂きをローブの生地に擦りつける。 「ああっ、あぁ、なに……どうして、あたし……」 「感じやすくて可愛い……とても、とても。もっと苛めたくなる……」  肩からデコルテが開いたナイトローブ。ユリウスが少し下にずらしただけで、ふるりとリトの胸が露わになった。
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