死神と人間(1)

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おはようございます。奥野 大貴です。死神のヤマトと恋人になって一ケ月がたちました。あれから鬼に狙われることもなく、平凡な毎日をおくっている。大学に行く前に 天国荘の201号室に寄るのが日課になったのですが、ヤマトが大学までついてくるのです。 そんな風になってしまったのには原因があって、俺の大学での友達に嫉妬しているようです。 一度大学についてきたとき、友達と一緒にいるのを見て 心配になったようなのだ。 『何が心配なのかさっぱりわからない。』 俺は溜め息をつくと、201号室をノックした。 「おはよう、ヤマト。」 「おはよう、大貴。」 抱き締めてキスをして暫く離さないヤマトにいつも身を捩って、 「ヤ…ヤマト離して、 遅刻してしまう。」 「だ~め、今日は仕事で大学行けないから……。」
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