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二ヶ月前__。
小さな神社の横に、小さな広場があった。
広場と言うより、空地に近い。__何もない。
そこで、何人かの小学生たちが遊んでいた。
サッカーでも野球でもない。
携帯ゲーム機。。
子供たちの中に、ひときわ躰の大きな男の子がいた。
宮田原の息子に間違いなかった。
まだ小4と聞いていたが、上級生に引けを取らない貫禄があった。
さすがは宮田原のガキだ。
宮田原。__敵対するヤクザの中堅組織の頭。
中堅組織。__表向きは、まっとうな商売。その実、ヤクザのフロント企業。
宮田原は、そこの社長だった。その実、組長だった。
宮田原は頭脳派だった。
力勝負には弱いが、その分、智恵を使って闇の社会を渡り歩いていた。
金儲けに長けていた。
__動かせる金が大きければ大きい程、上層部に重宝される。
かわいがられる。
人も集まる。
実力がつく。。
宮田原が稼ぐ金で、敵対するヤクザの懐が膨らんだ。
敵対するヤクザが幅をきかせるようになった。
__潰せ。
これ以上、のさばらせておくな。
相手の足を掬え。
宮田原をなんとかしろ。
宮田原を消してしまえ。
命令が下った。
俺の相棒に。
俺自身も補佐役を命じられた。。
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