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結局母は、自分の面子だけを気にしている。
俺を心配してくれている訳ではない。
イライラして、目の前に落ちている空き缶を蹴り上げた。
空き缶はカラカラと音を立てて転がり、駐車場の真ん中で止まった。
ここはカズオが働いているあのコンビニの駐車場だ。
いつも大学のすぐ横にあるコンビニを利用するから、この店舗には来たことがない。
特に何が食べたい訳でもなかったけど、とりあえず中に入った。
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