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そう、それにお前が教えてくれたんじゃねーか。男は何より顔だ!と思い込んでた俺に、そうじゃねぇってことを。今思えば、そんなお前に俺も知らず知らず惚(ほ)れちまってたのかも知んねーな!!す、姿太朗そんなお前が、こんなあっさりと、いなくなっちまうだなんて信じらんねーよ!どうしちまったんだよ。俺、何日経ってもお前のこと忘れられねーんだ。どうしてくれんだよ。親友としてちゃんと責任とれんのか!などと姿太朗が形見のように残していった俺の名入り勝負パンツ相手に問い掛ける毎日だったんだ。そんな日が続いたある晩のこと。俺がいつものように奴のことを思い、なかなか寝つけずブツクサ言っていると突然、窓の外が一瞬パッと光ったかと思うと同時にパタパタパタパタッと鳥でも羽ばたくような音がし何かと思い様子を窺(うかが)っていると何と俺が寝ているベッドの脇に驚くなかれ人間の姿をし背中に翼が生えた何者かが跪(ひざまず)いていたんだ。しかも体の後ろからは後光が差し真夜中だというのに、その者のまわりだけは真昼のように明るく眩しいくらいだったんだ。しかも自家発電のように自らの後光で照らし出されたその姿はな、何と、とてもこの世のものとは思えないくらい超イケメンで顔の彫りも深くギリシャ彫刻のように筋骨隆々なボディーラインで、くっきりハッキリ胸割れ腹割れしたいわゆるシックスパックって奴だったんだ。おまけに一糸まとわぬ格好で超セクシーときていた。それでいて、その表情は決していやらしくなく凛とし厳かで、翼が生えていることからも天使のような感じだった。そんな足のつま先から頭の天辺まで今まで見たこともない、その゛シックスパック超イケメン天使゛に俺は一瞬にして虜(とりこ)となり、そいつに目が釘づけとなってしまったんだ。しかも、その思いが通じたのか天使らしき、そいつも俺の方をじっと見返していて、何か心が一つになったような気がし今まで感じたこともないような優しさや安心感で体全体が包み込まれたんだ。そして、ずっとこのままでいたいような気持ちになり、もっと触れていたいと手を伸ばしたところで
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