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いてもうウハウハだったんだ。それで浮気心がまた出てしまい色んなイケメン天使達のところをまわってきても文句一つ言わず超イケメン天使野郎は暖かく俺を迎え入れてくれたんだ。そんなところは、まさに姿太朗とまったく同じ心意気で瓜二つだったんだ。だけど、どっからどう見たって姿太朗とは似ても似つかない姿かたちで、まったくどうなってんだろうかと俺の頭は混乱しっ放しだったんだ。俺としちゃ、居心地もよくいつまでも、ここにこうしていたかったんだけど常に下界へと連れ帰され、そのたび胸くそわるい朝の目覚めをベッドの上で俺はし・・・
『なーんだ。また夢だったのか!?』
とつまんない気持ちでいたんだけど、その日だけは、これまで夢で連れ去られた日と明らかには違ってたんだ。
その上、俺は遂に、こいつ゛シックスパック・超イケメンセクシー天使野郎゛の本当の姿、正体を知ることとなったんだ。それは天界で二人散策していた時のこと別のイケメン天使が池のほとりでおめかしをするというので姿見の前に立って、うっとり自分の姿に酔いしれていたんだ。たまたま、そこを通りかかり、浮気心からどんなイケメン天使野郎かと、その姿見を覗き込んだ時のことだったんだ。俺と一緒に歩いているは超イケメンのはずなのに何とそこに映ったのは忘れもしねー姿太朗だったんだ。俺は一瞬目を疑うも、それを知った俺の連れの超イケメン天使が・・・
『鷹人、気づいたんだね!そうだよ。姿太朗なんだよ俺!この鏡は別名、前世を映す鏡とも言い、その鏡に今、俺が前世だった時の姿が映ったのさ』
俺はそれを聞き激しく驚くとともに疑問が解けた気もしたんだ。姿太朗が言うには、ここにいる姿が自分の本当の姿なのだとか。ここでは心が体として現れるのだという。確かに心の美しさがここでは、そのまま姿形、顔に反映されるらしい。その結果がこれなんだという。翼の大きさも心の大きさ、広さに比例し両方の翼を合わせるとハート形になるらしい。肉体美の美しも生きていた時の心の綺麗さ、美しさで決まるもので、その鋼のような筋肉美も心の強さに比例し下界に居た時のように体を鍛えてつけるものではないという。そういえば、ここで筋トレしてる者はいなかった。そうなんだと思い、ここでは俺の方がよっぽど姿太朗に比べ不細工でへなちょこなんだろうなと思い。姿太朗につき修行し直さないといけないと思った。そんなことを思ってると
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