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扱いされて大変なことになっちゃうじゃねぇか。それで俺のイケメン人生も、あっけなく終わりかよ。それに今日は俺の誕生日なんだぜ。俺が18歳になったそうそう、これだもんなー!奴からすりぁー俺の誕生日プレゼントのつもりで俺が喜びそうなものっていうことで彼女とのデートに役立つものを考えてのことなんだろうけど、それがまさか真っ赤な赤い勝負パンツに 奴じきじきのお手製の刺繍入りとはなー!確かに気持ちは有難いけど実際に穿いて彼女の花央ちゃんと会うとなると抵抗感じるよなー! 俺より先に18歳なった花央ちゃん言ってたもんな・・・
『鷹も早く18なんなよ! なったらお互い18歳なったお祝いに、うふふ! だからさー早く! 指折り数えて待ってるから私・・・』
って、でっ花央ちゃん肝心なとこ『うふふ!』って笑って誤魔化したもんだから、それが正直、゛初キッス ゛のことなのか、それとも、もっと進んだ、いわゆる゛初エッチ ゛のことなのかは分からずじまいだったけど俺もどっちを指すんだろうと思いながらも
『花央ちゃん、それって初キッスのこと!? それとも初エッチの・・・』
なんて男として興味関心はあっても、なかなか俺の見た目、爽やかイケメン面からは、とても聞ける話じゃなかったんだ。下手に聞いて、゛いやらしい男゛なんて思われたら元も子もねぇからな。だから今となっては18歳になってのデートで花央ちゃんとの間で何が待ってるかは予測もつかねーんだ。それが今日って訳なんだけど。だけど逆に言えば゛そんな時こその゛勝負パンツ ゛なんだろうけど、まさか真っ赤なパンツの前後に自分の名前がデッカク刺繍されたもんなんて俺のイケメンとしての体裁や品位みてぇなものもあって、とても穿いてなんかいけやしねぇな。それこそ、そんなの穿いていった日には…
『な、何よ! 何なのよ、これ!ー? いやらいんだ! やっぱり、あんたも、どこにでも居るただの助平な男だったんだ!? イケメンなんだから顔を売るのは分かるとしてもよ。まさか、こっちの方まで、こんなど派手に売り込んでくるとはねー! 信じらんないわー! あーぁっ、がっかりした!
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