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お前の誕生日に合わせ、この゛勝負パンツ ゛をわざわざ選んで持ってきたかが…、それに加え今日はお前にとっても、めでたい18歳の誕生日でもあるじゃないか。酒、たばこは20歳まで駄目だとしてもだ。選挙権を持ったり車の免許なら今日からだってオッケー、取れる年齢だろう。だから少しは大人になった気分だろうから、そんな記念すべき18歳の誕生日だからこそ勢いに乗ってデートの時だって、もしかしたら、これまでより進展した展開だってあるかも知れないじゃないか。と俺も考えてな、そんな記念すべき日のデートに勇気と運を引き込めるようお前に穿(は)いてもらえたらと思い用意したもんなんだ。、俺だって、こんなパンツ持ってきて、もしかしたらこしつ、おかしいんじゃないか!って思われるの覚悟で、この勝負パンツに一針、一針、心を込めお前の名前を刺繍糸で縫い合わせ持ってきたって訳なんだ』
とそこまで奴の親友として思いを熱く語られ俺も涙が出そうになるくらい目頭が熱くなるのを覚え・・・
『分かった、分かったよ! 分かったから姿太朗!お前の言う通りだ。お前のその熱い気持ちに応えられるよう俺もお前が用意してくれた、この゛勝負パンツ ゛穿いて花央(かお)ちゃんとの記念すべきバースデー・デートで男になれるよう頑張ってくるよ。ありがとう、ありがとう、姿太朗!!』
と俺は何度も礼の言葉を言い姿太朗の肩を抱きしめ二人して歓喜の声をあげながら、しばし喜び合っていたんだ。こういっちゃ何だが、まるで奴が俺に自分の分のデートまで楽しんでこい!と言わんばかれに託されたような気もして、よーし、それなら分かった。俺がお前の分まで、デートをありったけ楽しんで一生の思い出になるようなバースデー・デートにしてくっからな!報告を楽しみに待ってろよな!っていう気持ちでもあったんだ。きっと奴も本当なら俺みたく誰か女の子とデートを楽しみたいはずなんだ。だけど、こればかりは天からの授かりものでもないけど俺が幾ら
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