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奴にそう思ったからってどうなるもんでもなし俺が奴の分まで女の子とデートすることで今は満足してもらうしかねぇんだよな! そのためにも奴からの要求は少しでも受け入れてやるのが親友とし報いることにもなるって思ってるのさ。俺にとっちゃ、こんないい奴は他にどこにもいねーからな。だけど流石に最初は、この゛勝負パンツ ゛見せられた時にはゲッとは思ったけど、あいつの心を知った今は、これ穿いて奴の分まで男になって帰ってくるからな!って意気込んでもいるんだ。だから姿太朗には、いい土産話(みやげばなし)持って帰ってくっから待ってろよなー!って今は言いたいんだ。それにしたって親友のためとはいえ、ここまで気遣って世話焼いてくれる奴もほんといないぜ。こいつのハートや心にもし顔や表情があったら姿太朗ほど幾つも超がつくくれぇ、超イケメンでカッコよくイケてる奴もいねーと思うんだ。ほんとだぜ。心に顔があったらこいつの心の顔を世界中のみんなに見せてやりてーぐらいさ。それが出来ないのがほんと悔しいんだ。それさえ見せられたら俺なんかより、よっぽど、こいつの方が世の女の子や女性達にモテるに決まって思うんだ。それが親友としてしてやれねーから、せめて ゛ハートイケメン!゛ってあだ名しお前のこと心ん中では、いっつもそう呼んでたんだ。それにしても思い返してみればお前と初めて会った高校の入学式以来、ずっと何の縁なのかお前とはクラスも一緒、席も隣同士それが席替えのたび何度も繰り返され、さらにクラス替えでも、これまたウソみてーに姿太朗とは一緒、そこでも何の縁なのか!? 俺とは席が前後左右し、ここまでくると偶然よか必然としか思えず嫌でも意識せざるおえない関係となり結果、今みてぇに大親友にまで上り詰めたって訳な・ん・だけど、皮肉にもそんな゛ノンイケメン゛なお前との凸凹(でこぼこ)コンビが逆に今の俺のイケメンとしての揺ぎない座を確立させてくれたようなもんだから、ほんとお前には感謝してるよ。そういう意味じゃお前は出会った頃から俺のイケメン・コーディネーターだったって訳だ。一緒に、ここまで二人三脚でやってきた一心同体のな、だからお前のアドバイスは何より絶対なんだ。そこまでの仲なんだから、こんなこと言っちゃ本当はわるいが場合によっちゃ付き合ってる女の子や
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