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気持ちよくて、俺は甘ったるい声で喘いでいる。コリコリと押し潰すようにされるのも、強く吸われるのも、周囲を舐められるのも好きだ。
彷徨っていた手がもう片方の乳首をこねくり回し、少し強く捻るとそれにも反応する。
俺は自分の濡れた強張りを知らず知らずにシエルの腹に擦りつけ、快楽を得ようと必死になっている。
「ロアール、いいの?」
「いい!」
「あの、これ…」
「!!」
いつの間にか俺はちゃっかり出していた。穴があったら入りたい。シエルに乳首攻められながら自分で腰振ってシエルに擦りつけてさっさと果てるなんて、みっともない淫乱じゃないか。
カッと熱くなると、シエルはニッコリ笑って俺の強張りのてっぺんにキスをする。呆然とそれを見ていると、とても小さく「ロアール可愛い」と言われてしまった。
「シエル、あのさ…」
「なに?」
「もっと奥、欲しいんだけど。その…入れてくれないか?」
さっきまで男の強張りにキスしてた奴が、途端に体を朱色に染めるんだ、何だよ可愛い。
俺はマジックバッグを引き寄せて、中から赤い実をいくつか取り出した。小さな木の実を手にしたシエルは、マジマジと俺を見ている。
「なに、これ?」
「油菜の実っていって、少し高い体温で溶ける実だよ。体に影響ないから、潤滑油になるって兄上が……」
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