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「シエルが欲しい。俺に、ちょうだい」
シエルは真っ赤になりながらも頷いて、指を抜き取る。そして濡れた先端を俺の後ろにあてがうと、ほんの少し押し込んだ。
「んぅ!」
「っ!」
痛くはない。けれど、俺は声を飲み込んだ。
気持ちよくて、震えが走る。何だよこれ、腰骨の辺り砕けてる。重く痺れて気持ちが良くてたまらない。
シエルは一番太いカリの部分まで俺に埋めると、そこから動かなくなった。体から汗が溢れてプルプルしている。息を吐いて、とても困っているのだ。
「どうした…」
「ごめんね、僕ここから動いたらでそう!」
必死に耐える姿は小さな動物が震えているみたいで、なんだか可愛い。いや、本人の必死さは伝わるけれど、その必死さすらも可愛いんだ。
俺は笑って、手を伸ばした。そして少し動いて、自分からシエルを中に招き入れた。
「はぁ! ふぁぁ!」
「いいよ、出したって。俺もまだまだ欲しいし、シエルも1回でなんて満足しないだろ?」
言えば潤んだ瞳を俺に向けて、おずおずと頷く。そして俺の足に手をかけて、ゆっくりと全てを俺の中へと押し込んだ。
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