【ロアール視点・R18】ロアールの初恋

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 真っ直ぐに言う言葉の全部が入って来て、俺も幸せで笑った。  シエルの体を腕に抱いて、一緒に眠る。温かい体はやっぱり少し頼りない。  俺が守らないと。俺が、シエルの側にいないと。 「ロアール、体平気?」 「ん、平気」 「…また、してくれる?」 「勿論!」  俺も、はまりそうだ。こんなに気持ちいいなんて知らなかった。  いや、シエル相手だからかな。そうであればいいし、比較なんてしたくない。俺の体が覚えるのはシエルだけで十分だから。 「シエル、俺こそまた、その……」 「うん、勿論だよ」 「…早めに子作り、してもいいぞ」 「えぇ!」  素っ頓狂な声で言ったシエルに俺は笑う。俺は何だって出来ると思う、この腕の中の大事なものの為なら、何だって怖くないし辛くないんだ。
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