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真っ直ぐに言う言葉の全部が入って来て、俺も幸せで笑った。
シエルの体を腕に抱いて、一緒に眠る。温かい体はやっぱり少し頼りない。
俺が守らないと。俺が、シエルの側にいないと。
「ロアール、体平気?」
「ん、平気」
「…また、してくれる?」
「勿論!」
俺も、はまりそうだ。こんなに気持ちいいなんて知らなかった。
いや、シエル相手だからかな。そうであればいいし、比較なんてしたくない。俺の体が覚えるのはシエルだけで十分だから。
「シエル、俺こそまた、その……」
「うん、勿論だよ」
「…早めに子作り、してもいいぞ」
「えぇ!」
素っ頓狂な声で言ったシエルに俺は笑う。俺は何だって出来ると思う、この腕の中の大事なものの為なら、何だって怖くないし辛くないんだ。
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