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改めてルーセンスをベッドの上に完全に乗せ、胸の突起を弄りつつキスをする。口の中が弱いのか、舌を絡めれば直ぐにうわずった声が聞こえる。目が涙目だ。
「さて、どうしてみようか…」
素股が気持ちよさそうだったが、最初くらいは顔を見てやりたい。胸の反応はいまいちか。では、どこが気持ちいい。何をしたらコイツは喜ぶだろうか。
「とりあえず、これか」
「え? はぁ! あの、シーグル様!」
とりあえず俺はルーセンスの強張りを扱き、先走りを塗り込むようにして動いた。水音が響くようにすれば、恥ずかしげに身もだえ掠れた声でよがる。
「お前、もしかして羞恥プレイが好きか?」
「え? えぇ!」
…自覚はないらしいが、音を立てて弄ぶようにしたほうがいい声が響き匂いが濃くなった。
興奮すると竜人の匂いは濃くなる。嘘はつけない。
ニヤリと笑い、俺もそれに反応した。そういう趣味ならより開発してやろう。
「なんだ、自覚がないのか? それとも、俺にされて興奮したか?」
「そのようなこと、はぁ…」
息が荒くなっている。間違いない様子だ。
首筋に顔を近づけ、そこに噛みつけばビクビクと震える。痛いのも嫌いではないらしい。
真面目なコイツがまさかこんなに乱れるとは思わなかったが、思わぬ収穫だ。
ふと、それならばと思い立ち、俺は自分の指を切ってそれをルーセンスの口に突っ込んだ。
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