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その姿は愛佳とそっくりで。
和の面影を見つけては、涙を抑えるのに必死になる。
………駄目だ、また出てきた。
ティッシュを両手いっぱいに取って顔に押し付けた。
「ママー?だいじょーぶ…?」
涙が出る時、こうする事が多くて愛佳は悲しそうな声で心配してくれる。
「大丈夫だよー!ほらっ」
適当に涙を拭ったあと愛佳に笑顔を向ける。
そうしたら「よかったあ」って愛佳は小さく笑ってくれる。
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