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いつものように動けない。
「なんで・・・。なんで・・・。」
と言葉を重ねていく。
絶対に私の身体のどこかで奇妙なことが起きているのかもしれない。
今までが「良かった」だけで、今後はどうなるか「わかないよ」と言われたのを思い出した。
どんどん、私は追い込まれていく。
「私の気持ちを考えて答えてください。どうなるんですか。明らかにしてください。これから起こることも全部教えてください。」
私から目を逸らして、天井を見上げてあなたはこういった。
「何も考えなくていいよ。」
「・・・?!」
私は、驚きのあまり声を失った。少しの沈黙が二人の間にあった。
「どういうことですか?教えてください。私が何も考えなくていいというのはどういうことですか?」
「何もしなくていいんだよ」と声をかけられた。
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