11人が本棚に入れています
本棚に追加
「ねぇ、ちょっと磨緒くん・・・ん・あ、ま、まお、く・ん・・・ご、ご飯食べてか・ら・・・・」
「お、俺、腹減りすぎて、もう我慢できない。先生・・・瞳を食べないと治まらない・・・」
ドサッ。二人はキッチンの床に倒れこんだ
「まって、磨緒くん、磨緒く・ん・・・」
「アイ(瞳)・・・」
IHコンロにかけた鍋のお湯が湯気をたたえ沸騰し始めていた。
でも俺は、彼女を強く抱きしめていた。
彼女がどこにも行かない様に
いつの頃からだろう。
彼女の好きだった男性(ひと)がアイと呼んでいたように、
俺も瞳を「アイ」と呼ぶようになっていた。
いとこだろうが、年が離れていようが
そして、同じ高校の教師と生徒であろうが・・・
二人の愛は、永遠に絶えることがないと・・・・・・・俺は、信じている。
共に息絶えるまで、俺たちは愛し続けると。
最初のコメントを投稿しよう!