第1章 キャンプに連れてって

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食材を沢山詰め込んだクーラーボックスのキャリーを引き摺って、なんとか設営ポイントまでやってきた。虫よけスプレーをお互いにかけて、作業開始。 晴馬はあっという間にテントをくみ上げた。こういうの昔から得意だったなぁ・・・。 前来たときもその鮮やかさに驚かされたもんなぁ・・・ 真剣な顔で作業している時の晴馬はものすごくカッコいい。 こっそり写真撮りたい・・・。 スマホを構えてさりげなく一枚撮ると、こっち見てニカっと笑ってきた。 その無邪気な笑顔も頂きました。 タープの下で広げたテーブルにコップを並べて、早めのお昼ご飯を食べることにした。 いつもと違うお弁当の中身を見て、晴馬がすごく嬉しそうな顔をした。 「すごい、すごい!! これ、あの時間で作ったの?」
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