第1章 キャンプに連れてって

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ご飯が終わってテントの中にマットとか寝袋とかクッションとか着替え入りのリュックを運び込んだ。 晴馬に気付かれたら困るから、クッションを縛っている紐を解かないでと念を押す。 勘の良い彼は何かあるっていう顔をしたけど、すぐに水くみに出掛けて行った。 一応、一通りの部屋作りを終えて寝袋を合体させた。 敷布団のように大きな寝袋の他に、タオルケットを用意した。 クッションが枕になるし、隠していた荷物はマットの下に入れておく。 テントを出ると、焚火台を設置して薪を買って戻ってくる晴馬が見えた。 今夜のご飯のために仕込みを始めなくちゃ。 メモしていたノートを見ながら、あらかじめ切っておいた食材を使って調理する。 ガスバーナーの火加減がちょっと難しくて焦げそうになったけど、なんとか回避。 ダッチオーブンの為の炭も火を入れて用意してもらった。
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