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晴馬は私のふたつの三つ編みを解いていく。
ゆるくくせのついたセミロングの髪が夜風でなびいた。
まだ少し湿っている髪からは、この日のために用意しておいたスペシャルシャンプーの香がする。
自分でも自分じゃないみたいな・・・気分が高まってきていた。
晴馬の長い指が髪を梳いてくれるのを見ているだけで、もうエッチな気分になってしまう。
私が喜んでちゃダメ・・・・・
周囲を見渡すと、緩い坂の下に隠れているから他のキャンパーのテントも見えない。
誰も見てない・・・はず。
そして、上を見上げるとさっきまで覆っていたはずの雲が流されていて、満点の星空が広がっていた。
私は脱ぎ捨てた上着に隠しておいたアイテムを取り、それを頭に装着した。
「ええぇぇぇぇ・・・・・なに、それ。可愛い~!」
晴馬が女子高生みたいな口調で、ほめてくれた。
「猫耳、すっごく似合う!!」
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